子供

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チーズケーキ

私が財布から紙幣を出していると、表のガラスドアが開いて、五、六歳くらいの女の子が入ってきた。顔を赤くし、必死の面持ちで、「あのう、すいません」と言った。私の相手をしていた女性がはい、と言って女の子の方に向き直ると、彼女は、「あのう、チーズケーキはひとつ何円でしょうか」と丁寧な口調で尋ねた。店員は女の子の必死の気配がおかしかったのか、「四百三十円です」と笑いながら応えた。
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大きくなったら

我家は母子家庭。もちろん裕福ではないけど、つつましく暮らせば生活に困るような事もないような家庭のつもりだったのですが。ある日、元々指輪など装飾品にそれほど興味のなかった私が珍しく超々安物の指輪を気に入って購入した夜。私「ねえ、これかわいいでしょ〜?」(本当に気に入ってたから)小4の息子「買ったの?」私「うん、どう?」息子「高かった?」私「まっさかーー、5
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嫁の手

うちの娘3才は難聴。ほとんど聞こえない。その事実を知らされたときは嫁と泣いた。何度も泣いた。難聴と知らされた日から娘が今までとは違う生き物に見えた。嫁は自分を責めて、俺も自分を責めて、まわりの健康な赤ん坊を産むことができた友人を妬んだ。ドン底だった。バカみたいにプライドが高かった俺はまわりの奴等に娘が難聴って知られるのが嫌だった。何もかもが嫌になった。嫁と娘
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幸せな食卓

ずっと1人で生きてきた俺。こんな俺に子育てなんてできるのか?父親らしいことが出来るのか?嫁を悲しませるんじゃないか?不安で不安で」たまらなかった・・・。しかし結婚して子供ができて、ホカホカした食卓にみんな笑顔で並んでたりして、ときどき泣きそうなくらいの幸せを噛み締める。「荒みじんの玉葱が入ったでっかいハンバーグ」とか、「大皿いっぱいの散らし寿司」とか、カミサンと子供
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ごめんな

今日、半年ぶりに家に帰ってきました。私は末期ガンで手遅れで、もう何週間も保たないでしょうと宣告されました。だったら家でと帰ってきました。私は32歳。妻は28歳。子供は二人いて3歳の男の子と0歳の女の子です。妻の肩を借りて家に入ると、上の子が私の手を取り、「とうちゃんおかえり!とうちゃんちいさくなったね」って笑顔で言われました。「○○が大きくなったんだよ」って
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一人娘の結婚式

土曜日、一人娘の結婚式だったんさ。当時俺25歳、嫁33歳、娘13歳。まぁ、要するに嫁の連れ子だったんだけど。娘も大きかったから、多少ギクシャクしながらも数年過ぎた。子供はあえてつくらなかった。収入の問題もあったけど、娘の気持ちを考えたら、子供は娘1人いればいいって事になった。突然嫁が交通事故で逝った。娘17の時。突然2人きりになった&現実味がなくて二人
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サンタさんのおくすり

6歳の娘がクリスマスの数日前から欲しいものを手紙に書いて窓際に置いておいたから、早速何が欲しいのかなぁと夫とキティちゃんの便箋を破らないようにして手紙を覗いてみたら、こう書いてあった。「サンタさんへ おとうさんのガンがなおるくすりをください!おねがいします」夫と顔を見合わせて苦笑いしたけれど、私だんだん悲しくなって少しメソメソしてしちゃったよw昨日の夜、娘が眠っ
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綺麗なお弁当

遠足の日、お昼ご飯の時間になり、子供たちの様子を見回って歩いていた時、向こうの方でとても鮮やかなものが目に入ってきました。何だろうと思って近づいて行くと小学校三年生の女の子のお弁当でした。中を覗いて見ると、お花でびっしりのお弁当箱でした。実は、その女の子の家庭は、お母さんとお父さんとその女の子の三人の生活でした。しかし、遠足の数週間前に、お母さんは交通事故で亡くな
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最高のママ

もう10年も前の話妻が他界して1年がたった頃、当時8歳の娘と3歳の息子がいた。妻がいなくなったことをまだ理解できないでいる息子に対して、私はどう接してやればいいのか、父親としての不甲斐なさに悩まされていた。実際私も、妻の面影を追う毎日であった。寂しさが家中を包み込んでいるようだった。そんな時、私は仕事の都合で家を空けることになり、実家の母にしばらくきてもらうこと
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生まれたときから

初めてのあかちゃんに無我夢中だった。ろくに眠らず、夜鳴きもひどかった娘。へとへとに疲れはてて、抱っこでゆすりながら「あんたはママを苦しめたいの?ほんとにひどい子だ」と悪態をついた日々。赤ん坊の気持ちなんて、全然わからない。母親の自信なんて、みじんもない。ただ、もがくだけの日々。あれから数年たって、娘は五歳になった。「あのね、ママ」(もじもじ)「なぁ