感動する話 家族

エフゼロ

スーファミの発売日にファミコンが大反対だった父が何故か買ってあげると言い出して父と一緒にデパートに買いにいった。
デパートにはもう人がたくさん並んでいて、ピリピリとしたムードだった。

開店と同時に雪崩れるように、「走らないで下さい!!!」と言う係員の声も聞かずダッシュ。
みんななりふり構わずエスカレーターを猪突猛進。
ハイヒールが片一方落ちていたり、わーわーキャーキャー酷かった。

命からがら?おもちゃ売り場につく。
多分5階だったかな?
ちょっと息がきれてたし心臓もバクバク。

マリオが欲しかったんだけど売り切れてて仕方なく買ったのがエフゼロだった。
でも嬉しかったな。
父が帰りの車の中でドヤ顏だったのと、抱きしめたデパートの袋がなんとなく懐かしい。

グラフィックとか中学生のオレには良くわかってなかったがとにかく「はえぇ~おもしれ~」だった。
遊ぶ時間は1時間だけって約束を何度も破ったっけ。

父と話すのは苦手だし、話も聞きたくないけど、思い出すと良い思い出もあるもんだな。

思い出のスーファミソフトでこんな時間にこんな事思い出すなんて思わなかったよ。
ありがとう。

-感動する話, 家族
-