ガイドブック

東京で単身赴任してたとき、連休とかにはいつも嫁が来て、家のことなどしてくれていた。
母にも、たまには東京来いよと言ってたんだけど、人混みが苦手だと決して来なかった。

そんな母が脳梗塞で突然死んじゃって、呆然としたまま遺品を整理していたら、東京のガイドブックが出てきた。
皇居とか、浅草とかベタなところに一杯赤鉛筆で線引いてあって、何度も読み返したらしくボロボロになってた。

親父に聞いたら、行きたかったんだけど嫁の方ががいいだろうって我慢してたんだそうだ。
自分は肉が嫌いなくせに、俺の好きそうな焼肉屋とかにも一杯線引いてあって、俺と一緒に回るのを夢見てたみたい。

俺は、お義理で誘っただけなんだけど、誘われた後は何回も何回も息子が来いと言ってくれたと喜んでいたらしい。
一緒に行きたかった場所には、俺の名前が書いてあって、それがたくさんたくさん書いてあって…

死に顔を見たときよりも、葬式の時よりもすっごく泣いた。
田舎に戻った今でも、生きてる間に呼ばなかったこと後悔している。

泣ける話家族
ArabicChinese (Simplified)DutchEnglishFrenchGermanItalianJapanesePortugueseRussianSpanish
涙腺崩壊をフォローする
泣ける話 感動する話 – 涙腺崩壊

コメント

  1. 匿名 より:

    亡くなった時の悲しさより、その後思い出した時の方が遥かに悲しい。

  2. のろん より:

    これはあかんて…
    息できひんぐらい泣いたよ
    オカンって自分の子供には絶対隠すことってあるよね
    特に葬式の時に来いよって行っただけなのにお母さんは
    それを大変喜んでたって所です
    ほんといい家族ですね
    自分も生きてる間に親孝行しないと

  3. ともよし より:

    親孝行したい時には親は無し。
    あとからホントに悔いが残りますね。

    僕も親孝行しておこう。

  4. 匿名 より:

    これは嫁がダメだね。
    嫁がグイグイ前に出すぎて、
    姑を立てるべき時に立てず、
    取り返しのつかない状態に追い込んだケース。
    義理の両親と同居して姑義理の両親を尊敬し、しっかりと仕える、という、
    長い日本の歴史のなかで培われてきた知恵とシステムを捨てたからこうなるんだよ。
    親のほうが残された時間が少ないんだから、
    嫁から配慮されてしかるべきなんだがな。

    単身赴任家庭、核家族、未婚の母、離婚家庭など、
    今の日本はこんな機能不全家族で溢れかえっている。
    こんな家庭で育つ子供がどうなるか…考えるだけでもおぞましい!

  5. 匿名 より:

    米4
    この話読んで嫁が駄目とかお前は旧時代の人間かw