泣ける話 家族

お母さんへ

去年、母が癌で亡くなった。

3ヶ月間母がすごしていた病室を片付けていると、引き出しから封筒が見つかった封筒には一言「お母さんへ」と書かれていた。
思い出した。漏れがリア厨の時、林間学校で強制的に書かされたものだった。

漏れの母校では、林間学校に行く前に学校側が生徒の家族に生徒に手紙を書いて欲しいと秘密裏に依頼してその手紙を故郷を離れた時に突然生徒に渡すというドッキリ企画が代々あったらしい。
で、実際担任から生徒に手紙が渡されると、大半の生徒は「なんだよこれ?バカじゃねえの?ギャハハ。」って感じのリアクション。

しかしクラスで一番派手な女(後にヤリマンとなるとなる)が泣いているのを見た担任は俺たちを叱った。
しぶしぶ返事を書く生徒たち。もちろん心はこもっていない。
担任の教師が「何か記念になるものを入れておくといい。」っていったから漏れは紅葉をいれておいた・・・。

母の病室で見つけた封筒の中には、汚く、短く、おざなりな文章の書かれた手紙とぼろぼろになった紅葉の破片。
こんなものを長年とっておくほど、漏れは母に言葉をかけられず思い出を作ってあげられなかったことを思って母がかわいそうで、とにかく泣きじゃくった

長文&駄文ゴメソ みんなは親を大事にしてね

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