街の花火

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母は、僕を女手一人で育てた。
僕の幼かったころに、亡くなった父は、マンションの10階を母に残した。
そのマンションからは、夏に花火をみることができる。

父と母が過ごした街の花火。
毎年花火の時には、窓際にテーブルを移動して、母と一緒に父を偲んだ。
花火はいつもきれいで、母はうれしそうだった。
父は、母に素敵なものを残したなっと思った。

でも、それは長くは続かなかった。
僕が高校の時に、うちのマンションの前に、もっと高層マンションが建設されたのだ。
僕は、景観が悪くなるなぁって、思ってた。

その年の花火の日、いつものように、テーブルを移動して準備してた。
花火みれるかな?って、心配だった。

花火みれなかった。見事にマンションで見えなくなってる。
音だけの花火。
あんなに悲しそうな母の横顔を見たことがない。

僕は、母を連れて、川辺に歩いていった。
母と見上げた初めての花火。

父さん、心配するな。
これからは僕が母さんを笑顔にする。

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『街の花火』へのコメント

  1. 名前:匿名 投稿日:2014/01/06(月) 16:50:38 ID:5bb2d3b92 返信

    自己満乙。(。・ω・。)ゞ

  2. 名前:匿名 投稿日:2014/01/19(日) 08:45:17 ID:728e0bc32 返信

    少し泣けた。

  3. 名前:匿名 投稿日:2014/03/07(金) 19:01:09 ID:4c5d20cd4 返信

    大切なものを学びました。

  4. 名前:3分钟感动 : 城市的烟花 ( 有风博客 ) 投稿日:2014/04/28(月) 20:36:29 ID:500054154 返信

    […] 父亲,您别担心。 今后,我会给母亲带来欢笑。http://nakeru.e-wadai.net/family/1156/ […]

  5. 名前:匿名 投稿日:2014/06/14(土) 00:29:21 ID:0a6243989 返信

    笑顔にしてあげて

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